がんとはどのような病気なのか? がんの罹患数と死亡率

がんとはどのような病気なのか?  種類と部位別死亡率について「ガン」はよく耳にする病気なのですが、詳しくはどういった病気なのかは、よく理解されていなかったりもします。「がん」とはどのような病気なのか、詳しく解説していきます。

がんは細胞の異常によって起こる

がんとは、細胞の異常により増殖してできた塊で悪性腫瘍とも呼ばれています。通常、人間の体は、細胞の分裂により古いものから新しいものに作り変わっており、一定の規則に従って増殖、入れ替わりを繰り返し生命活動を維持しています。

その一定の規則を無視して細胞が暴走して増殖してできた塊が腫瘍で、さらに浸潤して広がってしまい違う部位に移転してしまうタチの悪い腫瘍が「がん」細胞で、「悪新生物」とも呼ばれていましす。

ではなぜ「がん」ができてしまうのか?
それは、細胞内の遺伝子にキズがついたことが原因として考えられ、生活習慣の乱れや喫煙、飲酒、加齢なども原因の1つだと考えられますが、普通に生活していても、がんになる可能性もあるので、がんを予防するためのメカニズムは、まだ解明されていません。

がんの罹患数と死亡率

がんの罹患数

男性 女性 男女合計
2016年 57万6,100人 43万4,100人 101万200人
1996年 28万2,563人 20万6,425人 48万8,988人

出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

がんは、生涯で2人に人はなる病気だといわれ、私たちにとって、いつかはなるかもしれない恐ろしい病です。「がん」の罹患数は増加傾向にあるようで、20年前に比べると2倍近くになっているようです。これは、日本の少子化と高齢化が原因で、人口に対して高齢の人が多くなっているため、がんになるリスクが高まっているようです。

30代までの人ががんになる確率は1000人に1人程度なので、年齢を重ねるごとにがんになる可能性があることが分かります。がんになりやすい部位としては、大腸、胃、肺、前立腺、乳房(女性)の順にがん罹患数が多くなっており、以前は肺がんの方が多かったのですが最近では胃がんになる人のほうが多いようです。

がんの死亡率

男性 女性 男女合計
2016年 21万9,200人 15万1,700人 37万900人
1996年 16万4,824人 10万6,359人 27万1,183人

出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

がんの死亡率も統計を見てもらえるとわかると思うのですが20年前に比べると増加傾向にありこちらも高齢化の影響が大きく感じられます。しかし、がんの罹患数(新たにがんと診断される数)が20年前から2倍以上になっているのに対して、がんの死亡率はそれほど多くなってはいません。これは、医療の進歩による、がん治療が有効に働いた結果、生存率が高くなってきていると言えます。

がん死亡率の高い部位として、肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順にがん死亡数が多く、罹患数では3番目の肺がんが死亡率では1番になっています。肺がんは禁煙などで比較的予防がしやすい部位なので、なって後悔する前になる前に予防しておきましょう。

生涯でがんで死亡する確率は男性が25%で4人に1人女性が16%で6人に1人が死亡する確率になっており、死亡率はがんになる部位やがん発見の早さなどによって異なります。がんは早期発見されることができれば直すことが可能な病気なので、定期的な健診を受けて安心を手に入れましょう。

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